
佳ら久の過ごし方 ストーリー#05
学生時代に戻る女性ふたり旅
学生時代から旧知のふたり。子育ても終えて、ようやく自由な時間が戻ってきた今日この頃。ただひとりの女性に戻るための心の旅。
- グリルレストラン
- ゲストラウンジ
- 女子旅
- 客室温泉露天風呂
- 展望露天風呂
- 温泉

17:00
ただひとりの女性へと立ち返る
心の禊
なにはともあれ温泉!と、浴衣に着替えて、展望露天風呂「蒼海」へ。相模湾を借景にした壮大な見晴らしは、息をのむ美しさ。水盤があしらわれた露天での宵の口の入浴に、ふだんおしゃべりな私たちも思わず言葉を失って、ただ静かに時の移ろいを噛みしめている。景観によりとけ込むような開放感に包まれて、ただひとりの女性へと立ち返る心の禊。

19:30
極上の一皿を
五感で味わう特別な夜
慌ただしい日常を離れて、今日は少しドレスアップ。親友とのディナーは、ダイナミックなグリル料理の「十邑」へ。厳選されたブランド牛や近海でとれる魚介が、シェフの鮮やかな手さばきで極上の一皿へ生まれ変わるのを、目の前のカウンター席でとくと拝見。立ち上る香りと湯気、食欲をそそる音に包まれて、食いしん坊の私たちにはぴったりな五感で味わう特別な夜。
22:00
ディナーで咲いた昔話がとまらない。客室へ戻ってから、ルームサービスをお願いすることにした。ゲストラウンジ間(あわい)のバータイムメニューから選んだワインと、気の利いたフィンガーフードがほどなく運ばれてきて、誰にも邪魔されないふたりだけの女子会は続く。いつもなら話せないことも、ここならなんでも話せそう。そういえば、こんな風に時間を気にせず語り合うのっていつぶりだろう。

08:00
ゆっくりと時間をかけていただく朝食に、
親友の笑顔が輝いている
昨夜は盛り上がって、朝は少しのんびり目に起きて朝食へ。洋食好きの私たちだから、とれたての卵や新鮮な牛乳、野菜にハムにもちもちの食パンは何よりのご馳走。夜とはまた違った雰囲気の「十邑」からは、緑の樹木が一望できて、まるで自然の懐に抱かれているかのよう。ゆっくりと時間をかけて、おしゃべりしながらいただく朝食に、親友の笑顔が輝いている。

10:00
旅の思い出に、小さな伝統工芸品を
連れて帰ろう
出発まで少し時間があるから、館内をちょっと散策。ロビーラウンジにしつらえられた壁一面の煉瓦積みは、芦ノ湖を源に流れる箱根の早川の流れを表現しているのだそう。「あ…家族への、お土産を探したいな。」という親友の言葉に誘われて、ショップ&ギャラリーを覗いてみると、箱根の寄木細工や焼きものが美しくディスプレイされていて、まるで小さな美術館みたいだ。旅の思い出に、小さな伝統工芸品を連れて帰ろう。